2025.09.01
『都市の鍼治療指南書 お金をかけずに知恵で乗り切る都市づくり』刊行記念トーク
都市のソーシャル・イノベーションは「都市の鍼治療」だ! 「都市の鍼治療」でパブリック・ライフを豊かにする
【登壇者】
服部圭郎、武田重昭
【日時】
2025年10月10日(金)18:30~
【会場】
出町座
(京都市上京区三芳町133。出町柳駅より徒歩5分)
【イベント内容】
『都市の鍼治療』はブラジルの都市デザイナー、ジャイメ・レルネル氏が考えた都市デザインの方法論です。それは、「お金はないけど知恵を使う」という、東洋の鍼灸術のように、ツボを押さえることで大きく状況を改善させる方法論です。日本はこれまでお金を使って都市問題を解決しようとしてきました。それでも結局、あまり問題を解決できないまま、お金も枯渇してしまいました。ただ、この国にはまだ知恵はあります。そこで、お金ではなく知恵を使った『都市の鍼治療』で都市や地域の問題を解決させましょう。
本イベントでは、『都市の鍼治療指南書』(鹿島出版会刊)の刊行を記念して、「都市の鍼治療」的アプローチでどのように都市や地域の問題に取り組むといいのか。実践派の都市デザイナー、武田先生と著者の服部先生が視聴者のみなさんにお伝えいたします。
【登壇者プロフィール】
服部圭郎(はっとり・けいろう)
1963年、東京生まれ。東京大学工学部卒業。カリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部で修士号取得。民間シンクタンク、明治学院大学経済学部、ドルトムント工科大学客員教授、ベルリン工科大学客員教授を経て、現在、龍谷大学政策学部教授。専門は都市・地域計画、都市デザイン、フィールドスタディ。趣味は登山・スキー、ロックバンド、居酒屋めぐり、ユーチューバー。技術士(都市・地方計画)、博士(総合政策)。著書に『サステイナブルな未来をデザインする知恵』(鹿島出版会、2006年)、『若者のためのまちづくり』(岩波書店、2013年)、『ドイツ・縮小時代の都市デザイン』(学芸出版社、2016年)など、共訳書に『都市の鍼治療:元クリチバ市長の都市再生術』(ジ ャイメ・レルネル著、丸善出版、2005年)など。
武田重昭(たけだ・しげあき)
大阪公立大学 緑地計画学研究室 准教授
1975年生まれ。神戸市出身。都市と暮らしのランドスケープについての研究・教育に携わる。UR都市機構にて屋外空間の計画・設計や都市再生における景観・環境施策のプロデュースに従事した後、兵庫県立人と自然の博物館にて生涯学習プログラムの企画運営などを実践。2024年度に在外研究でブリュッセル自由大学招聘教授としてブリュッセルで9か月を過ごす。共著書に『小さな空間から都市をプランニングする』(2019年、学芸出版社)、『パブリックライフ学入門』(2016年、鹿島出版会)など。技術士 建設部門(都市及び地方計画)。登録ランドスケープアーキテクト。
【定員】
30名
【参加費】
①600円(イベント参加のみ)
②3,600円(イベント+書籍『都市の鍼治療指南書』定価:3,080円)
【お申込み方法】
下記フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/7fa6vMpcNh8d1BC86
【協力】
鹿島出版会
【問い合わせ先】
CAVA BOOKS: info@cvbks.jp
出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますのでご容赦ください。