2024.12.22
『ターラの夢見た家族生活』著者来日トークイベント「社会を変えることとクリエイティビティ」
【イベント名】
『ターラの夢見た家族生活』著者来日トークイベント
「社会を変えることとクリエイティビティ」
【登壇者】
PAVO(漫画家/エデュケーター)×安發明子(フランス子ども家庭福祉研究者)
司会:池田裕美枝(医師・SRHR Japan代表)
【日時】
2025年01月11日(土)18:00~19:30
【会場】
出町座
(京都市上京区三芳町133/出町柳駅より徒歩5分)
【イベント内容】
エデュケーターと呼ばれるフランスの在宅教員支援のソーシャルワーカーを知っていますか? フランスでエデュケーターとして働き、現在は漫画家として活躍している著者のPAVOさんの来日を記念したトークイベントを開催します。
漫画家とソーシャルワーカーという組み合わせを不思議に思われるかもしれません。でも、実はそれぞれに深いつながりがあります。PAVOさんは、エデュケーターをしていたとき、ガラスを割るより絵を使って、怒りや悲しみを乗り越えるようにと、子どもたちと歩んできました。
ソーシャルワークは対人支援と思いがちですが、その使命は「社会を変えること」。ソーシャルワークには、相手がのびのびと表現できる環境をつくることが欠かせません。それにはクリエイティビティが必要です。
今回のイベントは、社会を変えることとクリエイティビティについて、著者のPAVOさんと、訳者であり日本とフランスの教育支援に詳しい訳者の安發明子さんの対談です。バンド・デシネが好きな人、絵を描く人から、教育や児童福祉に関心のある人まで、さまざまな人が交差するイベントになればと思います。来場者の方には著者からのプレゼントもご用意しています。ぜひお申し込みください。
【登壇者プロフィール】
PAVO(パボ)
1974年リヨン生まれ。高校の歴史教師をしたのち2001年エデュケーター専門学校に入学。2001年から2009年までパリの児童保護施設にて、2009年から2019年までパリ近郊の在宅教育支援機関にて働く。子どもに「窓ガラスを割る代わりにその怒りを絵にして皆を笑わせよう」と提案し子どもたちと絵を描いた。同時に2007年から2019年まではエデュケーター養成学校の講師として人気を博す。エデュケーターという仕事の価値と、「子どもは支えられたらたくましく育つことができる」ことをターラを通して描くこの漫画はフランスのソーシャルワーカー専門誌ASHにて2019年に連載開始、雑誌の表紙の絵も手がける。現在は年20回ほど学会やエデュケーターの全国大会で議論の内容を即席で絵にして会場を沸かせる。中高生の3人の娘とパートナーと暮らす。
安發明子(あわ・あきこ)
1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士。フランス子ども家庭福祉研究者。1981年鹿児島県生まれ。首都圏で生活保護ワーカーとして働いたのち2011年渡仏。フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本へ発信を続けている。すべての子どもたちがしあわせな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会をめざして活動している。代表的な著作に『一人ひとりに届ける福祉が支える フランスの子どもの育ちと家族』(かもがわ出版、2023年)がある。
www.akikoawa.com
【定員】
35名
【参加費】
一般:1,500円
学生(大学生以下): 無料
※会場でお支払いいただきます(現金のみ)
【お申込み方法】
下記フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/pw5UqqAdmhxyHqKR9
【司会】池田裕美枝(いけだ・ゆみえ)
産婦人科専門医、社会医学系専門医、内科認定医、医学博士。京都大学医学部卒業。総合内科研修後、産婦人科に転向。女性のヘルスケアに身体的、心理的、社会的にアプローチする仕事を心がけている。医療法人心鹿会海と空クリニック京都駅前院長。神戸市立医療センター中央市民病院女性外来担当。
【主催・問い合わせ先】
一般社団法人SRHR Japan(info@kyoto-scope.com)
出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますのでご容赦ください。