2023.11.07
『オリンピア』(北烏山編集室)刊行記念イベント 越前敏弥×樋口真理
【イベント名】
『オリンピア』(北烏山編集室)刊行記念イベント
【登壇者】
越前敏弥×樋口真理
【日時】
2024年1月26日(金)19:30~
【会場】
出町座
(京都市上京区三芳町133。出町柳駅より徒歩5分)
【イベント内容】
外国語や海外文学の研究書や翻訳書を厳選して刊行する出版社・北烏山編集室が誕生しました。その第1弾として刊行されるのが、文芸翻訳者の越前敏弥さんによる “執念の持ち込み本”『オリンピア』(デニス・ボック)。半世紀以上に及ぶオリンピックの歴史を背景として、ドイツからカナダに移住した一族の生と死が詩情豊かに語られる連作短編集です。
今回のイベントでは、越前さんと北烏山編集室の樋口真理さんに、この本の魅力や出版へのいきさつ、さらには今後の目標などを語っていただきます。ぜひご参加ください。
……1998年にこの作品を原書で読んだとき、なんと美しく、なんと豊かなイメージに満ちあふれ、なんと静かに力強く心を打つ文章かと思った。すっかり虜になった。いつの日か、これを日本語で紹介できたらどんなにうれしいかと思った。まだ文芸翻訳の仕事を本格的にはじめてはいなかったころのことだ。
その後、いろいろあったものの、けっして万人受けするような読みやすい作品ではないこともあって、なかなか商業出版に漕ぎ着けることができなかったが、このたび新生出版社・北烏山編集室が世に送り出す最初の作品として『オリンピア』を選んでくれることになった。北烏山編集室のおふたり(津田正さんと樋口真理さん)に深く御礼申しあげるとともに、ぜひ今後も末長く、尖鋭で刺激的な本を出しつづけてもらいたいと強く祈っている。……
〈「訳者あとがき」より〉
【登壇者プロフィール】
越前敏弥 (えちぜん・としや)
1961年生まれ。文芸翻訳者。訳書『世界文学大図鑑』『世界物語大事典』(以上、三省堂)、クイーン『Yの悲劇』、D・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』(以上、KADOKAWA)、ダウド『ロンドン・アイの謎』、F・ブラウン『真っ白な嘘』(以上、東京創元社)、ハミルトン『解錠師』(早川書房)、マッキー『ストーリー』(フィルムアート社)など。著書『文芸翻訳教室』(研究社)、『翻訳百景』(KADOKAWA)、『名作ミステリで学ぶ英文読解』(早川書房)、『はじめて読む! 海外文学ブックガイド』(河出書房新社、共著)など。
樋口 真理 (ひぐち・まり)
1964年生まれ。商社勤務、中学校国語教員、翻訳家を経て、2002年〜2021年、株式会社三省堂に勤務。小中高の国語検定教科書や、『世界文学大図鑑』など大図鑑シリーズ、『世界物語大事典』『世界シネマ大事典』などの事典、『世界文学アンソロジー』などの編集を担当。2022年、株式会社北烏山編集室(津田正との共同経営)を設立。『はじめて読む!海外文学ブックガイド』(河出書房新社)、ストーカー『ドラキュラ』(光文社古典新訳文庫)などの書籍の編集を手がける。『オリンピア』は自社刊行書籍の最初の1冊。
【定員】
30名
【参加費】
1,500円
※会場でお支払いいただきます
【お申込み方法】
下記フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/SghvWrg26VFCCoi76
【問い合わせ先】
CAVA BOOKS: info@cvbks.jp
出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますのでご容赦ください。