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京都市上京区三芳町133 出町座1F
Demachiza 1F,133,Miyoshicho,Kamigyo-ku,
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2023.09.20

第2回京都文学レジデンシー開催記念 カン・バンファ×菅原百合絵 トークイベント「ふたつの言葉と文学」(聞き手:藤枝大 書肆侃侃房)

イベント

【イベント名】
第2回京都文学レジデンシー開催記念 カン・バンファ×菅原百合絵 トークイベント「ふたつの言葉と文学」(聞き手:藤枝大 書肆侃侃房)

【登壇者】
カン・バンファ(翻訳者)
菅原百合絵(歌人・フランス文学研究者)
【聞き手】
藤枝大(書肆侃侃房編集者)

【日時】
2023年10月13日(金)19:30~

【会場】
出町座
(京都市上京区三芳町133。出町柳駅より徒歩5分)

【イベント内容】
9月30日から10月22日の間、第2回京都文学レジデンシーが開催されます。

「文学レジデンシー」とは、世界各国の作家を自国に招き、長期滞在というかたちを取りながら創作の支援をする活動のこと。京都文学レジデンシーは、日本初の本格文学レジデンシーとして、京都の街なかで作家に構想・執筆に専念できる環境の整備と、読者を含めた文学の担い手たちとの交流の場づくりを目指します。

第2回目となる本年度のレジデンシーでは、国内外から5名の作家・翻訳者の方に京都に滞在していただきます。

そのうちのひとり、カン・バンファさんは、キム・チョヨプ著『地球の果ての温室で』(早川書房)、ペク・スリン著『惨憺たる光』(書肆侃侃房)、ルリ著『長い長い夜』(小学館)、ハ・ジウン著『氷の木の森』(ハーパーコリンズ・ジャパン)など、数多くの韓国文学を翻訳し、近年の韓国文学ブームをけん引する活躍をなさっています。SF、純文学、ミステリー、ファンタジー、児童書、さまざまなジャンルの「韓日翻訳」を手掛けるカン・バンファさんは、日本語の文学作品を韓国語に翻訳する「日韓翻訳」者としての顔ももっています。

そして、トークのお相手である菅原百合絵さんは、今年2月に歌集『たましひの薄衣』(書肆侃侃房)を刊行されました。本書は「東京大学本郷短歌会」「パリ短歌クラブ」などで短歌を発表してきた菅原さんにとって初となる歌集です。東京で過ごした学部時代から、ジュネーヴやリヨンで過ごし、パリ・シテ大学の博士課程を修了する留学期にいたるまで、10年ほどのあいだに編まれた歌のなかから333の歌がおさめられています。フランス語と日本語を行き来しながら創作をし、18世紀のフランス文学を専門とする文学研究者でもある菅原さんも、カン・バンファさんと同様「二つの言語」で文学に関わる活動をされています。

聞き手をつとめてくださるのは、文学好きであれば一度はお世話になっているといっても過言ではない福岡の出版社・書肆侃侃房の編集者、藤枝大さんです。
藤枝さんは編集者として、短歌をはじめとする日本語の文学作品、そしてさまざまな言語の海外文学作品の翻訳を担当されてきました。
また、藤枝さんは福岡・天神の本屋&カフェ「本のあるところ ajiro」の立ち上げと運営にも関わっています。

翻訳者、作者・研究者、編集者・書店というそれぞれの立場で複数の言語に向き合っているこの3名が、どのような活動をされているのか、そしてどのような想いで文学に関わっているのかを語っていただきます。

海外文学好きはもちろん、翻訳者志望の方、編集や書店の仕事に興味がある方、そして文学を研究している学生さんなど、さまざまな方に興味をもっていただける内容になるはずです。ぜひお越しください。

【登壇者プロフィール】
カン・バンファ
日韓文芸翻訳家。岡山県生まれ、在日韓国人3世。ソウル在住。大学卒業後に渡韓。日訳にペク・スリン『惨憺たる光』、ピョン・へヨン『ホール』、チョ・ウリ『私の彼女と女友達』など多数。韓訳に古田足日『ロボット・カミイ』をはじめとする児童書のほか、柳美里『JR上野駅公園口』、三島由紀夫『文章読本』『小説読本』(共訳)がある。

菅原百合絵
1990年東京都生まれ。「東京大学本郷短歌会」「パリ短歌クラブ」元会員(現在いずれも解散)。短歌結社「心の花」所属。2022年、パリ・シテ大学(旧パリ第七大学)博士課程修了。専門は十八世紀フランス文学、とりわけジャン=ジャック・ルソー。著書に『たましひの薄衣』(書肆侃侃房)、『ルソー論集』(共著、中央大学出版部)など。現在、京都大学人文科学研究所准教授。

藤枝大
書肆侃侃房の編集者。詩歌と海外文学、人文書を主に編集している。担当した書籍に『左川ちか全集』『前川佐美雄歌集』『たましひの薄衣』『うたうおばけ』『月面文字翻刻一例』『ベルクソン思想の現在』『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』『マレー素描集』『象の旅』『赤の自伝』など。海外文学の読書会「ガイブンキョウク」(2015年〜)、詩歌と海外文学の書店「本のあるところ ajiro」(2018年〜)を立ちあげ、運営している。

【定員】
30名

【参加費】
1,500円(会場でお支払いいただきます)

【お申込み方法】
下記フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/uDaSsqkN9TeBVB9VA

【問い合わせ先】
CAVA BOOKS: info@cvbks.jp
出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますのでご容赦ください。

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CAVA BOOKS(サヴァ・ブックス)は、2017年冬、京都・出町桝形商店街にオープンの複合施設「出町座」の1階にある本屋です。
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Designer 尾花大輔 Daisuke Obana
Producer 宮迫憲彦 Norihiko Miyasako

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