2023.08.29
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)刊行記念イベント 「詩人は何を読み、どのように書くのか? ——詩、翻訳、ポエトリーリーディング——」
【イベント名】
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)刊行記念イベント「詩人は何を読み、どのように書くのか? ——詩、翻訳、ポエトリーリーディング——」
【登壇者】
高田怜央(翻訳者・詩人)
素潜り旬(詩人)
森脇透青(哲学研究者・批評家)
【日時】
2023年9月22日(金)19:30~
【会場】
出町座
(京都市上京区三芳町133。出町柳駅より徒歩5分)
【イベント内容】
詩人・翻訳家の高田怜央さんは、今年八月に第一詩集『SAPERE ROMANTIKA[サペレ・ロマンティカ]』(paper company)を刊行しました。
これを記念し、トークイベントを開催いたします。
「知=味への情熱」という意味の造語をタイトルに冠したこの詩集では、様々な食べ物——アイスクリームやきゅうりサンドなど——をモチーフにした詩を通して、「味覚」がフィーチャーされ、知性と感性のロマンティックな関係が探究されています。
さらにこの詩集で高田さんは翻訳家としての技能も生かし、それぞれの詩を英語と日本語双方で表記しました。
この翻訳によって、高田さんの詩は独特な意味の広がり・差異を獲得し、「言語」そのものへの問題提起となっています。
今回のトークイベントでは、著者の高田さんに加えてゲストに詩人の素潜り旬さん、聞き手・司会に哲学研究者・批評家の森脇透青さんを迎え、詩作をめぐる対話をおこないます。
ロシア未来派の詩人、ウラジーミル・マヤコフスキーがきっかけで、詩集『パスタで巻いた靴』(港の人)を上梓した素潜り旬さん。
ニューヨーク派の詩人、フランク・オハラのマニフェストをなぞる形で詩作を始めた高田怜央さん。
それぞれ、海外の詩人の何に影響を受けて詩を書き始めたのか?
また、二人の詩人がお互いの詩を披露するポエトリー・リーディングを予定しています。
ぜひ、ライブならではの臨場感をお楽しみください。
【登壇者プロフィール】
高田怜央(たかだ・れお)
翻訳者・詩人。1991年横浜生まれ、英国スコットランド育ち。上智大学文学部哲学科卒。主な翻訳に、ヴィム·ヴェンダース監督「Perfect Days(原題)」(脚本・字幕)など。英日詩に第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)、『ユー・メイド・ミー・ア・ポエット、ガール』(海の襟袖)、「FUTURE AGENDA [未来の議題]」他二篇(『ユリイカ 』2023年3月号、青土社)など。連載中エッセイ「記憶の天窓」(SIDE TRACK by TWO VIRGINS)。
素潜り旬(すもぐり・しゅん)
詩人。1992年生まれ。大阪在住。詩を書くこととポエトリー・リーディングをほぼ同時に始め、現在も続けている。「生きる」(@ikiru_band)としてPodcastを中心に活動中。著書に『パスタで巻いた靴』(港の人)、同世代の詩人、澤村貴弘、佐藤瑞穂との私家版『詩集・回転木馬』がある。今年5月、自主レーベル「生きるのハトバbooks」から詩集『エイガシ』カセット『狼に食べられそう、君に夢中』を同時リリース。
森脇透青(もりわき・とうせい)
1995年大阪生まれ、京都大学文学研究科博士課程所属。批評家。専門はジャック・デリダを中心とした哲学および美学(学術振興会特別研究員DC2)。批評のための運動体「近代体操」主宰。著書(共著)に『ジャック・デリダ「差延」を読む』(読書人、2023年)。『週刊読書人』にて月一論壇時評「論潮」を連載中。
【定員】
30名
【参加費】
①1,500円(イベント参加のみ)
②3,300円(イベント参加+【特典(栞つき)】書籍『SAPERE ROMANTIKA』税込1,980円)
(会場でお支払いください。また、イベント後に書籍のサイン会を行います。)
【お申込み方法】
下記フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/f4ep2vS9dWsGD8TY9
【問い合わせ先】
CAVA BOOKS: info@cvbks.jp
出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますのでご容赦ください。