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2023.05.24

『エレメンタル 批評文集』(左右社)刊行記念イベント 世界を構成する地水火風にふれる思考

イベント

【イベント名】
『エレメンタル 批評文集』(左右社)刊行記念イベント 世界を構成する地水火風にふれる思考

【登壇者】
管啓次郎
川瀬慈
阪本佳郎(司会・進行)

【日時】
2023年6月15日(木)19:00~21:00

【会場】
出町座
(京都市上京区三芳町133。出町柳駅より徒歩5分)

【イベント内容】
比較文学研究者としての管啓次郎の過去の本で、すでに入手困難な3冊からの選集が1巻本として刊行されます。『トロピカル・ゴシップ』(青土社、1998年)『コヨーテ読書』(青土社、2003年)、『オムニフォン <世界の響き>の詩学』(岩波書店、2005年)より。旅と思考が一致した、誰にも似ていない文体のサンプラーです。

本書の刊行を記念して、管啓次郎さんと巻末解説を寄稿している川瀬慈さん(文化人類学者)のトークイベントを開催いたします。司会進行は阪本佳郎さん(ルーマニア文学者)。

著者がいくつかの作品を翻訳してきたカリブ海フランス語文学やチカーノ文学にとどまらず、ペソア、ベケット、レヴィ=ストロース、アルフォンソ・リンギスらの思考をつうじて、現代の多言語文学・翻訳論・エスノポエティクス・エコポエティクスをめぐる先駆的な省察がくりひろげられる文章の群れ。そこで絡みあう数々の線には、まだまだこれから延長されてゆく可能性があるはずです。その先にひろがる地平は、あるいは詩と人類学が互いに触発しあう地帯ではないか。現代の映像人類学を牽引する川瀬さん、詩と歴史の関係を探る阪本さんとの会話は、はたしてどのような方向にむかうのでしょうか。

みなさまのご参加をお待ちしております。

【登壇者プロフィール】
管啓次郎(すが・けいじろう)
1958年生まれ。詩人、比較文学研究者。明治大学理工学部教授(批評理論)、同大学院理工学研究科<総合芸術系>教授。批判的旅行記『斜線の旅』(インスクリプト、2009年)にて読売文学賞受賞。『本は読めないものだから心配するな』(ちくま文庫、2021年)、『ストレンジオグラフィ』(左右社、2016年)などの読書論もよく読まれている。グリッサン『<関係>の詩学』『第四世紀』、サン=テグジュペリ『星の王子さま』、パティ・スミス『Mトレイン』など、翻訳多数。『エレメンタル』とおなじ2023年6月16日、最新の書評集『本と貝殻』、詩集『一週間、その他の小さな旅』(いずれもコトニ社)が発売される。

川瀬慈(かわせ・いつし)
1977年生まれ。映像人類学者。国立民族学博物館・総合研究大学院大学准教授。エチオピアの吟遊詩人、楽師の人類学研究を行なう。人類学、シネマ、アート、文学の実践の交点から創造的な語りの地平を探求。主著に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年、第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞、英訳が近刊)、『エチオピア高原の吟遊詩人  うたに生きる者たち』(音楽之友社、2020年、第43回サントリー学芸賞、第11回梅棹忠夫・山と探検文学賞)、詩集『叡智の鳥』(Tombac/インスクリプト、2021年)。近年は国際ジャーナル TRAJECTORIA の編集、Anthro-film Laboratory の共同運営なども行なっている。

阪本佳郎(さかもと・よしろう)
1984年生まれ。ルーマニア亡命文学者たちの精神史研究。詩人シュテファン・バチウの足跡を追って、ルーマニアからスイス、ハワイへと旅を続ける。詩人の生誕百周年を記念して、海と大陸を越えて詩人や作家・芸術家より作品を募った詩誌 MELE-ARCHIPELAGO を刊行(2019)。論文に「言語が再び芽吹くための種——ラリー・カウアノエ・キムラのハワイ語詩と『MELE 詩の国際便』」(立命館言語文化研究)など。現在、日本学術振興会特別研究員(PD・立命館大学)。

【定員】
30

【参加費】
①1,000円(イベント参加のみ)
②4,000円(イベント参加+書籍『エレメンタル 批評文集』税込3,300円)
(会場でお支払いください)

【お申込み方法】
下記フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/Ts5K3iTTmYLYwYGF8

 【問い合わせ先】
CAVA BOOKS: info@cvbks.jp
出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますのでご容赦ください。

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2023.05.10

『クィア・シネマ 世界と時間に別の仕方で存在するために』(フィルムアート社)刊行記念イベント ~クィア・シネマについて語る~

イベント

【イベント名】
『クィア・シネマ 世界と時間に別の仕方で存在するために』(フィルムアート社)刊行記念イベント ~クィア・シネマについて語る~

【登壇者】
出雲まろう
菅野優香

【日時】
2023年5月26日(金)19:00~

【会場】
出町座
(京都市上京区三芳町133。出町柳駅より徒歩5分)

【イベント内容】
これまでさまざまな媒体でクィア・シネマの可能性を日本に紹介してきた気鋭の映画研究者、菅野優香さん待望の単著デビュー作『クィア・シネマ 世界と時間に別の仕方で存在するために』(フィルムアート社)が刊行されました。

本書の刊行を記念して菅野優香さんと出雲まろうさんのトークイベントを開催いたします。

菅野さん編著の『クィア・シネマ・スタディーズ』(晃洋書房、2021年)にも原稿を寄せている出雲まろうさんは、菅野さんが絶大な信頼を寄せるクィア・シネマの読み手であり、映画批評家です。

これまで、このようなイベントに出雲さんがご登壇されることはほとんどありませんでしたが、今回、その出雲さんと菅野さんがクィア・シネマについて語り合う夢のようなイベントが実現します!
「クィア・シネマ」に関心のある方にとって、記念碑的な一日になることは間違いありません。

みなさまのご参加をお待ちしております。

【登壇者プロフィール】
菅野優香(かんの・ゆうか)
カリフォルニア大学アーヴァイン校博士課程修了(視覚研究)。現在、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教員。専門は映画・視覚文化研究、クィア・スタディーズ。編著に『クィア・シネマ・スタディーズ』(晃洋書房、2021年)、共著に『日活ロマンポルノ性の美学と政治学』(水声社、2023年)、『ジェンダーと生政治』(臨川書店、2019年)、『虹の彼方に』(パンドラ、2005年)など。

出雲まろう(いずも・まろう)
クィア・リーディングの可能性を目指すライター。「崩壊へと横辷りする世界 谷崎潤一郎『細雪』を読み/観る」(『クィア・シネマ・スタディーズ』、晃洋書房、2021年)、「デスパレートな存在形態/男優・三島由紀夫試論」(『日本映画は生きている第5巻 監督と俳優の美学』、岩波書店、2010年)、『虹の彼方に――レズビアン・ゲイ・クィア映画を読む』(編者、パンドラ、2005年)、『チャンバラ・クィーン』(パンドラ、2002年)など。

【定員】
30

【参加費】
1,000円(会場でお支払いください)

【お申込み方法】
満員御礼ありがとうございました。

 【問い合わせ先】
CAVA BOOKS: info@cvbks.jp
出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますのでご容赦ください。

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CAVA BOOKS(サヴァ・ブックス)は、2017年冬、京都・出町桝形商店街にオープンの複合施設「出町座」の1階にある本屋です。
海と盆地を結ぶ、若狭街道(鯖街道)の終着点であるこの地から、本や映画や食に触れ、京の入口へ、明日の入口へと歩みゆく「旅立つ本屋」を目指しています。

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Writer うめのたかし Takashi Umeno
Director 小野友資 Yusuke Ono
Designer 尾花大輔 Daisuke Obana
Producer 宮迫憲彦 Norihiko Miyasako

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