2023.04.27
『クリティカル・ワード ポピュラー音楽 〈聴く〉を広げる・更新する』(フィルムアート社)刊行記念イベント ~ポピュラー音楽の「実践と研究のあいだ」~
【イベント名】
『クリティカル・ワード ポピュラー音楽 〈聴く〉を広げる・更新する』(フィルムアート社)刊行記念イベント ~ポピュラー音楽の「実践と研究のあいだ」~
【登壇者】
永冨真梨、忠聡太、日高良祐
ゲスト:MOMENT JOON(@MOMENT_JOON)
【日時】
2023年5月19日(金)19:30~
【会場】
出町座
(京都市上京区三芳町133。出町柳駅より徒歩5分)
【イベント内容】
現代社会や文化および芸術に関わるさまざまな領域を[重要用語]から読み解き学ぶことを目指したコンパクトな入門シリーズ[クリティカル・ワード]の最新刊『クリティカル・ワード ポピュラー音楽 〈聴く〉を広げる・更新する』が刊行されました。
本書の刊行を記念して、編著者の三名(永冨真梨さん、忠聡太さん、日高良祐さん)、そしてゲストにラッパーのMOMENT JOON(モーメント・ジューン)さんをお迎えし、トークイベントを開催いたします。
そもそもポピュラー音楽研究とはどのような学問なのか、そして編者たちは本書で何を提示したかったのか、またMOMENT JOONさんは本書をどのように受け止めたのか、について語っていただきます。
ジェンダー、人種、階級、ジャンル、法、アニメ、シティ、アマチュアリズムなど「28のキーワード」でポピュラー音楽研究の基礎から最前線までを学ぶことができる本書ですが、今回のトークイベントでは、「越境性」や「往還」という点からも新たに語っていただく予定です。
ご参加をお待ちしております。
【登壇者プロフィール】
永冨真梨(ながとみ・まり)
関西大学社会学部メディア専攻准教授。専門はアメリカ文化史・ポピュラー音楽・越境。共著書に『ポップ・ミュージックを語る10の視点』(アルテスパブリッシング、2020)、論文に「「黒い」音と「白い」音を再考する─「南部の音」を創った『ニューミュージック・マガジン』の記事を事例として」(『ポピュラー音楽研究』24巻、2021)など。京都のカントリー音楽ライブハウス、ケニーズにて永冨研二とテネシーファイブとの毎週土曜日のライブを主軸に、現在でも歌手活動と音楽制作を行う。
忠聡太(ちゅう・そうた)
福岡女学院大学人文学部メディア・コミュニケーション学科専任講師。専門は近現代文化史、ポピュラー音楽研究。共著に『アフターミュージッキング─実践する音楽』(東京藝術大学出版会、2017)、『私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか─日本ポピュラー音楽の洋楽受容史』(花伝社、2019)など。素朴な再生産技術を駆使したワークショップなどの実践にも取り組む。
日高良祐(ひだか・りょうすけ)
京都女子大学現代社会学部講師。専門はメディア研究、ポピュラー音楽研究。分担執筆に『ポストメディア・セオリーズ─メディア研究の新展開』(ミネルヴァ書房、2021)、『技術と文化のメディア論』(ナカニシヤ出版、2021)など。おもに90年代のデジタル・メディア技術を調査、最近はMiniDisc機材をヤフオク/メルカリで渉猟中。
【ゲストプロフィール】
MOMENT JOON(モーメント・ジューン)
移民者ラッパーとして、唯一無二の目線を音楽で表現する。
2019年に[Immigration EP]を発売。2020年にアルバム「Passport & Garcon」をHUNGER、JUSTHISの客演を迎えリリースしジャンルを越え大きな反響を呼ぶ。
2021年には「Passport & Garcon」のDXをYoung Coco、蔡忠浩(bonobos)、KIANO JONES、あっこゴリラ、鎮座Dopeness、Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATIO)等の客演を迎え大きな話題を呼ぶ。
その他NIKE、iD japanによるフューチェイサーズ、Red Bull RASEN等の様々な媒体にも出演。
執筆業では、「文藝」秋季号で4万字にわたる自伝的ロングエッセイ「三代」を執筆後、岩波文庫のWeb連載にて日本移民日記を連載。
多方面での活動の中で、今の日本に必要な事、今の日本に届いて欲しい言葉を彼にしか見えない、彼にしか書けない目線で届け続けている唯一無二の存在。
【定員】
30名
【参加費】
1,000円(会場でお支払いください)
【お申込み方法】
下記フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/NmoM2eGLUajYwnTE7
【問い合わせ先】
CAVA BOOKS: info@cvbks.jp
出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますのでご容赦ください。