2023.01.20
自分の場所をつくる〜2つの翻訳同人誌の試みと『チェヴェングール』〜
【イベント名】
自分の場所をつくる 2つの翻訳同人誌の試みと『チェヴェングール』
【登壇者】
ことたび(同人誌「翻訳文学紀行」主宰)
石井優貴(『チェヴェングール』翻訳)
工藤順(『チェヴェングール』翻訳、zine「ゆめみるけんり」主宰)
【日時】
2023年2月25日(土)14:00~
【会場】
出町座3Fイベントスペース
【イベント内容】
同人誌「翻訳文学紀行」を主宰することたびと、翻訳詩と生活のzine「ゆめみるけんり」を主宰する工藤順は、さまざまな言語・地域の文学作品を翻訳して紹介する同人誌を刊行してきました。また、「ゆめみるけんり」プロジェクトがきっかけとなって、2022年にはロシア文学『チェヴェングール』(工藤順・石井優貴の共訳、作品社)が刊行されました。
ところで、私たちはなぜ翻訳と文学にこだわるのでしょうか?
翻訳や文学は、「今・ここ」だけでない世界のゆたかさに捧げられた営みといえます。想像を超えた世界の広がりや、人間の作るものの大したことのなさとかけがえのなさをそれは教えてくれ、またひるがって「今・ここ」の現実を見るための別の新鮮な目を与えてくれます。私たちは、大学の外にいながらも、そんな驚きや嬉しさ……あるいは苦しみ(!)を味わわせてくれる翻訳や文学を草の根で続けるための場所をつくるための試みを続けてきました。
イベントの前半では、外国文学を紹介することの意味や、翻訳のための場所をつくり・守るための試みについて、それぞれの活動を振り返りながら、主にことたびと工藤順でおしゃべりしたいと思います。後半では、もう一人の『チェヴェングール』訳者、石井優貴も交えて、困難を極めたこの問題作の翻訳について、3人でお話しします。
【登壇者プロフィール】
ことたび
文学活動家。翻訳文学同人雑誌「翻訳文学紀行」編集担当。語学講師・翻訳者(チェコ語・ドイツ語)。大阪在住。
@kotoba_no_tabi
石井優貴(いしい・ゆうき)
1991年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。スターリン期ソヴィエト連邦のクラシック音楽受容について研究している。
工藤順(くどう・なお)
1992年新潟生まれ、京都市在住。ロシア語翻訳労働者。『チェヴェングール』訳者の一人。詩と生活のzine「ゆめみるけんり」主宰。
【参加方法】
定員20名(現地のみ)
【お申込み方法】
下記フォームよりお申込みください
https://forms.gle/XS5KWXnYXL2xboRB6
【参加費】
2,000円(会場でお支払いいただきます)
【問い合わせ先】
CAVA BOOKS:info@cvbks.jp
※お手数ですが、お問い合わせは上記メールアドレスまでお願い致します。
主催はCAVA BOOKSとなります。出町座にお電話でお問合せいただいても対応いたしかねますので、どうかご容赦くださいませ。